孫泰蔵さんの「冒険の書」を読みました。
目から鱗の話が沢山あったのですが、特に印象的だったのは、イノベーションは有用で素晴らしいものなのですが、イノベーションを全面的に信仰するのが良いことだという「善意」に認知バイアスがかけ合わさったときに、負の側面(デメリット)が生まれてしまうという鋭い分析です。関連して、「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉についても初めて知りました。大変考えさせられる言葉でした。
そのような「善意」×「認知バイアス」によって生まれるデメリットを補い、地獄への道を回避するためには、「方向性を持った適切な質問」によって認知バイアスを補正する試みが必要なのではと考えました。
これから、自分なりの探究として、認知バイアスへの対抗策となる質問について考えてみたいと思います。
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